maemo atomo

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Profile

株式会社maemo atomo
COO 井上 × CEO 西山
Inoue × Nishiyama

・井上(COO):助産師として、産前産後を中心に幅広い年代のレッスンを担当。
・西山(CEO):助産師としての臨床経験を背景に、産前産後領域における運動の普及とケアの質向上を目指し、事業全体を牽引。

Theme

妊娠出産に限らず、
どの年代にも私たちにできる役割があると実感しています

maemo atomoは、2025年におかげさまで創業2周年を迎えました。 昨年は、南森町店のオープン1周年を迎えたこと、大阪万博への出展が実現したこと、お客様のお声から生まれた新たなプログラムを開講できたことなど、私たちだけでは成し得なかった出来事に恵まれた一年でした。 多くの方々に支えていただきながら歩んでこられたことを、改めて深く実感しております。
今回は、当社CEO 西山とCOO井上が、2025年の振り返りと、2026年に向けた意気込みや抱負についてお話しします。

01
2025年は専門性・体制の整備を強化しながら事業成長を進めた一年

岩井:

今回司会を務めますスタッフ岩井です。まず初めに、maemo atomoにとって2025年はどのような一年だったと振り返られますか。

西山:

2025年は、お客様にとって「安心して通える場所づくり」に注力した一年でした。
産前産後は非常に繊細で、かつ高い専門性が求められる領域です。そのため、妊娠期の各段階で獲得していきたい動きを整理することや、産後に段階的なリカバリーを進められる仕組みづくりなど、専門性のさらなる向上を目的とした取り組みを重ねてきました。
また、愛媛県や大阪府助産師会での出張講義の実施に加え、大阪医科薬科大学 産科・生殖医学科と連携し、男性も対象とした「出産まえ会議」*1を開催しました。
常に臨床現場の“今”に寄り添いながら事業を進めることができた一年だったと感じています。

井上:

体制づくりの面では、採用に力を入れてきました。その結果、多様なアイデアが生まれ、より手厚いサポートを提供できるようになりました。
特に「セミパーソナルレッスン」では、産前産後の方が利用しやすいよう、エビデンスに基づいた運動提供に加え、継続しやすさや、赤ちゃんも一緒に楽しめる工夫、体型をケアできるプログラムを取り入れ、新たなプログラムを数多く開発しました。

西山:

人員が増えていく中で、改めて価値観の共有や共通の指針が必要だと感じるようになり、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を策定しました。
MVVができたことで、「私たちは社会をどう変えていきたいのか」という意識が、以前よりもぐっと高まったと感じています。

井上:

これまで当たり前にやってきたことを言語化できたことで、私たちが提供している価値について、スタッフ間で共通認識を持てるようになったことが嬉しかったです。

西山:

一方で、MVV策定の過程を通じて、私たち医療者が現場で捉えてきた「産前産後の課題」と、一般の方がイメージする「産前産後」との間には、大きなギャップがあることにも気づかされました。
医療現場で日々感じてきた課題の多くは、まだ十分に社会へ共有・可視化されていないと感じています。これらの課題をどのように分かりやすく、適切に届けていくのかは、今後取り組むべき重要なテーマだと考えています。

井上:

そうですね。

西山:

他にも、ビジネスコンテスト(「ビジコンOSAKAベンチャー部門」)で大賞を受賞できたことは大きな出来事でした。外部からの評価やフィードバックを通じて、私たちの取り組みが少しずつ認められてきていると実感できた一年でした。

02
設立から2年、顧客の変化を感じた2025年

岩井:

井上さんは、20〜30代から50〜60代まで、幅広い年代の方を担当されていましたね。

井上:

そうですね。特に50代以降の方からは「出産後は問題ないと思っていたけれど、時間が経ってから不調を感じるようになった」という声を聞くことが多くありました。
一方で、運動を通して症状が改善したという方も多く、年齢とともに高まる健康意識に、私たちの取り組みが応えられているのではないかと感じています。

西山:

助産師は本来、女性の一生に寄り添う仕事だと学んできましたが、実際には妊娠・出産に特化しがちでした。今は、妊娠出産に限らず、どの年代にも私たちにできる役割があると実感しています。

井上:

年齢が上がるにつれて、既往歴や現病歴をお持ちの方も増えます。だからこそ、運動を含めて医療者が関わる意義が大きいと感じますし、現場経験のある医療者ならではの役割を実感しています。

西山:

また、2025年1月に開始した「受け放題」プランも好評で、毎日運動する妊婦さんが30人近くいるという状況は、病院勤務時代には想像できませんでした。これはまさに“maemo atomoの文化”が生まれている証だと思います。
さらに、「出産まえ会議」では、男性の産後うつや情報不足といった課題に対し、夫婦で産後の生活について価値観をすり合わせる機会を提供できました。

井上:

このサービスを通じて、旦那さんが妊娠・出産・育児を自分事として捉えてくれていたら嬉しいです。「夫婦で参加できるクラスを増やしてほしい」という声もいただいています。

西山:

2025年にmaemo atomoは2周年を迎えました。法人化前から通ってくれていたお客様も含め、2人目3人目など、次の妊娠を迎えられる方が本当に多かった一年でした。「妊娠したらここに来れば安心」だと思ってもらえている証だと感じています。

井上:

スタジオオープン当初は、医療者からも「妊婦が運動するのは危険では?」という声が多くありました。しかし最近では、妊娠初期から主体的に「運動で身体づくりをしたい」という方が増え、世間やお客様の意識の変化を強く感じています。

03
2026年の展望:エビデンスと連携で、産前産後の運動を次のステージへ

岩井:

2025年は「専門性・体制強化」を軸に、産前産後の運動提供サービスを中心に事業を推進した年でした。
2026年はどのような一年にしたいと考えていますか。

井上:

事業成長はもちろんですが、maemo atomoの価値を大切にしながら、産前産後における「運動の質の重要性」をより多くの人に伝え、形にしていきたいです。
将来的には、全国の女性とその家族にサービスを届け、世の中にとって「なくてはならない存在」になりたいです。

西山:

そのためにはまず、大学や研究機関と産学連携強化を進め、アカデミアの視点からエビデンスを構築していくことが重要です。
maemo atomoだからこそできる、助産師・理学療法士といった他職種間での知見共有、外部の専門医との連携を通じて、他職種協働による、新しい女性の健康支援の価値を実現していきたいと考えています。

参考:
*1 出産まえ会議の詳細はこちら → https://maemoatomo.co.jp/news/2025/09/05/198/

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